私はほぼ毎日、自宅で生ビールを飲んでいます。
ここで言っている「生ビール」とはよくある缶ビールの泡を細かくする生ビールサーバではなく、居酒屋とかで出される樽ビールを使った本当の生ビールのことです。
ビールの銘柄も販売されている中から自由に選べます。
今回は自宅やキャンプなどで生ビールを飲む方を対象にビールサーバの種類について説明したいと思います
1. ビールサーバの種類は大きく3つ
ビールサーバには大きく分けて3種類となります。
- ①電気式ビールサーバ
- ②氷冷式ビールサーバ
- ③空冷式ビールサーバ
どの種類のビールサーバを購入すればいいかは「ビールサーバを使用する場面と頻度」によります。
1.1. 電気式ビールサーバ
電気式ビールサーバは主に居酒屋やラーメン屋なので店で使われています。みなさんも居酒屋やラーメン屋などで見たことがあるのではないでしょうか。
ビールサーバの違いの一番のポイントは「冷やし方」になります。
電気式ビールサーバでは、内部にある生ビールが通る管に電気で作られる氷で冷やします。電気があれば常に冷やしておくことができるためいつでも冷えたビールを提供することができます。

利用可能な場所は電気がある「屋内」だけで屋外では利用できません。重量も重いので持ち運びは大変です。
また、ビールサーバの電源を切ってしまうと、再度冷やす準備ができるまでに数時間かかりますので、常に電源をONしておくことが必要となります。
また、ビール樽自体は冷やされていませんので、夏場などは樽を開けたらなるべく早く(おおよそ3日以内)に飲み干さないと痛んできて味が落ちてきます。
短い期間で大量に消費する必要があるので生ビールを常に提供している居酒屋やバーなどが適しており、自宅で飲むのみ利用するのはオススメできません。
1.2. 氷冷式ビールサーバー
氷冷式ビールサーバですが、冷やしかたは電気式ビールサーバと同じ仕組みで生ビールが通る「管」を氷で冷やします。

氷はあらかじめ冷凍庫なので作っておく、もしくはスーパーなどから調達する必要があります。
電気がなくても利用できるため「屋外」でも利用できます。もちろん屋内でも利用可能です。
そのため、屋台やバーベキューなどのイベント時の利用に適しています。
氷がかなり大量に必要になるため日常的に利用するためには製氷機などの専用の機会はないと難しいかと思います。
ちなみに、氷だけで本当に冷えるのか〜!?なんて思う方もいるかもしれませんが、問題あくキンキンに冷えます。
蒸し暑い日のキャンプやバーべーキューででは最高にうまいビールを飲むことができます。
氷冷式ビールサーバではビールを冷やすために「コールドプレート」か「コイル」のどちらかを使っています。
「コールドプレート」は問題なくキンキンに冷えますが、コイルの場合には氷のあたる面積や場所の設計が足りなくて十分に冷えないものもあります。(私が以前に購入した自作氷冷式ビールサーバがそうでした)

コイル式でもきちんと設計されていればキンキンに冷やせますが、自作ビールサーバを購入する前には事前に確認しておくことをおすすめします。

1.3. 空冷式ビールサーバ
最後に空冷式ビールサーバについて説明します。
これは他の2つと異なって、ビール樽自体を冷蔵庫に入れて冷やすことで常に新鮮な生ビールを飲むことができます。

樽自体が冷蔵庫で冷やされていますので、開栓した場合でも長い期間、新鮮な生ビールを楽しむことができます。夏場でも10日間以上持ちます。
自宅でビールを飲むのであれば一番オススメなのがこの空冷式ですが、デメリットとしてはビール樽を入れるための冷蔵庫が必要なためスペースが必要な事です。
2. 【まとめ】ビールサーバの種類の違い
種類 | 電気式 | 氷冷式 | 空冷式 |
---|---|---|---|
ビール冷やし方 | 氷(サーバ内で生成) | 氷(別途準備必要) | 冷蔵庫 |
電気の利用 | 必要 | 不要 | 必要 |
即利用可能 | ×(氷できるまで) | ◎ | ×(樽が冷えるまで) |
樽を開けた後の日持ち | 2,3日以内 | 2,3日以内 | 10日以上(樽自体が冷えているため) |
屋外での利用 | × | ◎ | × |
店での利用 | ◎(大量消費向け) | ×(屋外の短期的なものだけ) | ◎(複数樽を冷やせる必要あり) |
設置スペース | △(氷冷式より大きい) | 〇 | ×(冷蔵庫設置必要) |
利用後の洗浄 | 必要 | 必要 | 不要 |
自宅での利用 | △(開栓後に飲み切る必要あり) | △(氷の準備が必要) | ◎ |
今回は以上となります。
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